
─ 令和4年度 事業報告・決算報告 ─
総括
令和4年度は、生活介護で1名、就労継続支援B型で1名が年度途中で退所された。3月の下旬から就労継続支援B型の新規利用者が1名増え、令和5年4月1日時点で、生活介護の現員は14名(定員12名)、就労継続支援事業B型の現員は24名(定員28名)となっている。新型コロナウィルスに関しては、12月下旬に複数名陽性者が発生して初のクラスターとなり、事業所を3日休業する事となったが、重症化した方や後遺症などが出た方もなく軽快した事は幸いであった。基礎疾患がある方や高齢の方もおられるため、日々感染予防に努めているが、引き続き感染への不安等から通所を控える方も複数あった。
就労継続支援B型の生産活動に関しては、原材料等の高騰が続いている事もあり、令和5年4月1日からの価格の見直しに向けての準備を進めた。令和4年度末をもって、美浜町から指定管理業者として10年に渡り運営を行っていた「美浜町生涯学習センター」内の喫茶事業を終了する事となったが、平均工賃は令和3年度よりも微増の20,809円であった。令和4年度に頂いた助成金で取り組めた事としては、和式トイレから洋式トイレへの改修(小林福祉基金)、ジャムの充填機の購入(木口福祉財団)、キャスター付きテーブルの購入(福井銀行教育福祉財団)があり、環境整備や生産活動の活性化等に繋げる事ができた。
令和5年度は、5月に新型コロナウィルスが5類感染症に移行したが、引き続き適切な感染対策を継続しながら、より安定した事業所運営に取り組み、コロナで自粛していた事業所外でのレクレーション活動等も状況を見ながら再開していく。
高齢化や障害の進行(重度化)等に伴い、介助度(支援度)が高くなってきている利用者の方への支援、障害特性に合わせた専門性の高い支援を適切に行っていく事や、作業意欲や活動意欲を高める為の環境整備や作業の確保(提供)等を行っていきたい。また生産活動に関しては、引き続き品質の安定や販売促進に努めるとともに、コロナの状況を見ながらイベント等への参加も再開していく。
1.利用者利用状況
- 生活介護事業(生産活動型)
- 定員 12名/実利用者数 14名/出勤率 70.3%
- 就労継続支援事業B型
- 定員 28名/実利用者数 24名/出勤率 76.6%
2.令和4年度 利用者月額平均工賃
- 生活介護事業(生産活動型)
- 令和4年度2,214円(前年度3,734円)
- 就労継続支援事業B型
- 令和3年度20,809円(前年度20,562円)
※B型は「計算上の特例者」を除く
3.令和4年度 各生産活動事業売上
納 豆 | 4,602,920円 | ジャム | 1,477,362円 |
へしこ | 5,057,519円 | 商 事 | 1,100,719円 |
弁 当 | 8,000,872円 | 喫 茶 | 2,110,475円 |
受 託 | 509,050円 | その他 | 293,540円 |
合 計 | 23,152,457円 |
(前年度合計:21,214,199円)